スクワットは筋力トレーニングの中でも重要な役割を持っており、他のトレーニングよりも率先して行いたいものです。
なぜスクワットが大事なのかお答えします。
脚は1日の自分の体重をずっと支えている!
よく考えれば、我々の一日の動きはほとんど下半身から来ています。
・歩く/走る
・ジャンプ
・座る/しゃがむ
・押す/引っ張る
・立ち上がる
・踏む
・立つ
などなど、特にトレーニングをしていなくとも日常で使われることの多い動作がスクワットで鍛えることができます。これが推奨する理由のひとつ。
一日中自分の体重を支えている働き者の筋肉であるわけです。これを上半身で支えるのは不可能でしょう。あなたは、逆立ちをずっとしているイメージです。それができるでしょうか?
頭に血が上るのは別としても上半身はすぐに悲鳴を上げるでしょう。
それだけ下半身の筋肉量は上半身よりも大きく丈夫というわけです。
スクワットで鍛えられる筋肉、関節
スクワットは下半身だけでなく上半身にも影響を及ぼす優れたトレーニングです。
下半身にある主要な関節を曲げるのがスクワットです。
・股関節
・膝
・足首
の筋肉を特に強化します。膝だけのイメージが強いですが、実はこの三点は支え無しで屈伸する場合3つともすべて機能します。
膝の血流も良くなります。
また、股関節を使うことでお尻の筋肉である、
・大臀筋・中臀筋・小臀筋
が鍛えられます。また、負荷のかかるスクワットをすることで
・横隔膜
・腹筋
といったコルセットの役割を果たす上半身の筋肉まで鍛えることができます。
膝を曲げることによる屈伸は、太もも、いわゆる4つの筋肉から構成される大腿四頭筋を強化します。より負荷の強いスクワットなら四つすべてが機能します。
同じく太ももの筋肉のうしろに位置するハムストリングスも強化されます。
(半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋)
また、ふくらはぎも強化されます。体を沈めればアキレス腱も伸ばすことができますし、体が元の位置に戻る際はかかと、つま先の筋肉まで動員されるため強化されるということです。

上記の点からスクワットは下半身ならほぼすべてに筋肉をカバーでき、上半身の筋肉にも影響を及ぼすという最強のトレーニングメニューです。
他のうれしい効果も
上記の通り、下半身は日常を支え続け、筋肉の大半を占める大きな筋肉です。
ここを鍛えれば、基礎代謝も上がります。ここを鍛えることによって筋肉の修復に大きなエネルギーがかかるためです。つまり痩せやすくなったり、便通も良くなるということです。
筋トレでなくとも、健康的にトライされている方も多く見受けられますが、それがこの理由の一つです。
なので、人にもよりますがお腹も空きやすくなりますし、無理に食事も我慢する必要はありません。おいしいものも我慢せずに食べることができます。
また上半身の筋肉、いわゆるコルセットの役割を果たす筋肉たちを強化するため、体幹も鍛えられ、バランス力も上がります。片足で支えられる場面も多くなるかもしれません。
効果のまとめ
・上半身の筋肉(コルセットの役割を果たす)体幹が強化される
・下半身のほとんどの筋肉(お尻、太もも、ふくらはぎ、かかと、つま先)を強化できる
・関節(股関節、膝、足首)の強化と血流の流れを良くする
・基礎代謝が上がる
私の含め多くの方が勘違いしていたのが、見える筋肉(力こぶ。いわゆる上腕二頭筋や腹筋)ばかりを重視していました。
いわゆる脚をトレーニングするのは少数派で、ましてやキャリステニクスで推奨されている”ブリッジ”などは筋トレに入るのかも怪しいものです。
確かに見える筋肉である上半身を鍛えるのはが魅力的に見えることでしょうが、実は本当の強さは見えない筋肉こそその役割を担っているということ。
見せることのできない股関節はあなたの体重や物を支える重要な役割を担っています
これを理解しているのは、オリンピック選手などの本物のアスリートくらいだといわれています。
リフティングをするオリンピック選手の彼らは上半身よりも多くのトレーニング時間を下半身に使うといわれています。
脚力の価値に気付いている人は残念ながらあまりいないということです。
それでは、今後様々なstepごとのスクワットをご紹介していきます!
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